【実録】Levis 517ブーツカットを洗わずに穿き続けた結果。後悔しないデニムの育て方
洗わないデニムの末路。Levi’s 517が教えてくれたこと
Levi’s 517。セルビッジでもレプリカでもない、地方のデパートでも普通に買えるジーンズだ。 学生の頃、バイクが流行っていた。エンジニアブーツと合わせるブーツカットシルエットが自然と主流になっていて、517はその時代の定番だった。特別なこだわりがあったわけじゃない。ただ、みんな履いていた。 そして当時の自分は、一切洗っていなかった。
1. なぜ洗わなかったのか。あの時代の「デニム都市伝説」
「洗わない方がいい色落ちになる」
今ほど情報が溢れていなかった時代、そんな話が普通に流れていた。APCだけが言っていた話ではなく、古着世代には当たり前の感覚としてあった。 ビールに浸けるとナチュラルブリーチになるとか、今思えばよくわからない話まで信じていた。情報過多じゃなかった分、謎の都市伝説が生き続けていた時代だ。 だから洗わなかった。ただそれだけの理由で。
2.洗わずに穿き続けた結果
これが現実だ。 膝に深い裂け目が入り、もう履ける状態ではない。触っただけで裂けそうな感触がある。ヒゲは深く刻まれ、色落ち自体は確かに出ている。でも生地が完全に死んでいる。 洗わないとこういう色落ちにはなる。それは本当だ。でも代償として、生地の寿命が極端に短くなる。皮脂や汗が繊維に蓄積し続けた結果、生地が内側から劣化していく。
3. 洗わない色落ちの実態
正直に言う。洗わないと確かに鋭いヒゲやハチノスは出やすい。摩擦が集中する部分に深いシワが刻まれるからだ。 ただし、それと引き換えに失うものがある。 生地の強度、柔軟性、そして寿命だ。洗濯には汚れを落とすだけでなく、繊維をリセットして生地の劣化を遅らせる役割がある。洗わないということは、その恩恵を完全に捨てていることになる。
だから自分はデニムを洗う
APCのプチニューをサハラ砂漠で洗った話をした。グリムティムも定期的に裏返して洗う。 この517の経験があるからだ。
「洗わない方がかっこいい色落ちになる」は半分正しくて、半分嘘だ。洗いながらでも十分な色落ちは出る。そして生地は長持ちする。長く育てたいなら、洗うべきだ。 作業着として割り切るなら洗わなくていい。でも一生モノとして育てたいなら、洗濯は必須だという結論に至っている。
まとめ
洗わないデニムの末路がこれだ。
色落ちは出る。でも生地が死ぬ。履けなくなる。 517はもう履けないが、この経験が今のデニムの育て方を作ってくれた。ある意味、最高の教師だったかもしれない。
そんじゃーね。