【カミーノ・デ・サンティアゴ】巡礼100kmを目的もなく歩いた4日間。スペインで出会った人たちの話
駅のホームで声をかけられた
スペインで巡礼をするつもりは、まったくなかった。 レオンを過ぎたあたりの駅のホームで、小太りのアメリカ人女性に声をかけられた。足に包帯を巻いていて、でも妙に陽気だった。カミーノという巡礼路を歩いているという。行き先が同じ方向だったし、節約にもなる。 流れのままに参戦した。それだけだ。 その後、彼女とは特に会っていない。でもあの声かけがなければ、カミーノを歩くことはなかった。
1. カミーノ・デ・サンティアゴとは
カミーノ巡礼は、日本でいう四国お遍路に近い。キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩く巡礼路だ。
道は複数あるが、自分が歩いたのはフランス側からのルートで全長750km。さすがに全部は歩けないので、サリアからの100kmだけ参加した。ちなみにお遍路は1,400kmなので、お遍路の方が長い。 バイクや電車を使ってもいいらしい。街は10〜15km間隔で点在していて、食事と宿を確保しながら進む形だ。
すれ違う人には「ブエン・カミーノ」と声をかけ合う。「良い旅を」という意味だ。
2. 100kmを4〜5日で歩いた
1日25kmほどのペース。道は過酷で、山に入ったりデコボコ道が続いたりする。
こんなことをする予定は全くなかったので装備も気持ちも準備ゼロ。当然、足は豆だらけになった。包帯を巻いて歩き続けた。歩けなくなって離脱する人もいるというのが、よくわかった。
それでも歩いた。
3. カミーノのドミトリー
サリアの教会で巡礼書をもらうと、専用のドミトリーに泊まれる。スタンプラリー形式で、街ごとにスタンプを押してもらいながら進む。宿泊費は5〜10ユーロほどで安い。
利用者は子供からお年寄りまで幅広く、様々な国の人がいる。一般のドミトリーと違って、ここは静かで礼儀正しい。皆、穏やかだった。 そして起床が早い。朝5時には出発している人がいる。
いびきで困ったことは一度もなかった。
4. 出会いだけが本物だった
サンティアゴに着いた時、正直よくわからなかった。達成感とか感動とか、そういうものは薄かった。
でも、着いた後にそこで出会った人たちとお酒を交わした。みないい人だった。EU圏ではほとんど会わなかった日本人もチラホラ歩いていた。スペインの人たちは礼儀があって、優しかった。 目的もわからず歩いたカミーノで残ったのは、風景でも達成感でもなく、出会いだけだった。
出会う人で一日が変わる。 出会う人で旅が変わる。 もしかしたら、人生も変わるのかもしれない。
ブエン・カミーノ。
そんじゃーね。
□ 次に行く人はこれだけは準備しておいた方がいい
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