【モロッコ・マラケシュ】日本人宿で聞いた「フィレンツェの革」の話と、迷宮の街の終わり方
モロッコ旅の締めくくりは、赤い砂岩の街・マラケシュだった。 久しぶりに日本人宿に泊まることにした。アフリカに入ってから日本人旅人によく会ったが、マラケシュでも同じだった。特に印象的だったのは一人旅の女性たちの多さだ。失礼を承知で言うが、みんなとにかく逞しい。トラブルすら笑い飛ばして突き進む姿には、男の自分でも圧倒された。
日本人宿の夜、情報交換
宿の夜は自然と情報交換の場になる。 アフリカの奥地を抜けてきた猛者の旅記録を見せてもらった。数十年にわたって世界を放浪し続けている、もはや「住人」のような人の話を聞いた。マラケシュに移住して革の買い付けをしている19歳の女性がいた。 「本当にそんな生き方をしている人がいるんだな」 驚きと共に、どこかその感覚が自分の中にスッと落ちてくるような不思議な共感があった。
フィレンツェの革が「やばい」という話
その夜の情報の中で一番琴線に触れたのが、フィレンツェの革の話だった。 「あそこの革は本当にやばいよ。見てるだけでみるみるほしくなくなるから、すぐ出たんだ」 レザークラフトをやっている身としては聞き捨てならない。どんな質のものがどんな風に並んでいるのか。まだ見ぬフィレンツェの街に一気に想像が膨らんだ。 この話が後にフィレンツェに何度も通い詰めることになる原点だ。
街の熱気、影、オレンジ
マラケシュの街はこれまでのどの都市とも違う個性があった。 姑息なスリが多いという噂も聞いたが、どこか詰めが甘くて憎めない。強烈な日差しを避けるように家々が連なり、狭い路地には深い日陰が落ちている。その影を縫うように歩く感覚は迷宮を彷徨うようだった。 そして乾いた喉を潤してくれるのが広場に溢れるオレンジジュースだ。飲み放題と言いたくなるほど(実際は違うけど)あちこちで売られていて、甘酸っぱさがマラケシュの暑さを象徴していた。
まとめ
モロッコは期待とは違ったが、異なる出会いと体験があった。 日本人宿で聞いたフィレンツェの革の話が、次の目的地への期待を作った。 次はヨーロッパへ。
そんじゃーね。
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